大阪かまぼこの老舗「大寅」社長のおうちおでんレシピ

レシピ

冬の定番メニューといえば、昆布やかつおのダシがしっかりとしみこんだおでん。
お家で過ごす時間も増え、ご自宅でおでんを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

おでんの具材は地方やご家庭によっても異なりますが、大根やゆで卵、こんにゃくに並んで外せないのが「ちくわ」や「天ぷら(さつま揚げ)」といった練り物です。

おでんに欠かせない練り物ですが、意外と「どのタイミングで鍋に入れるのがいいのか?」「味を染み込ませようとして、いつも煮込みすぎてしまう」など、悩まれている方も多いはず。

そこで今回は、練り物のプロである大阪かまぼこの老舗「大寅」の社長が実際にお家で作っているこだわりの関西風おでんレシピをご紹介します。

おでんに練り物を入れるベストなタイミングや、入れると美味しい大阪ならではのおすすめの大寅謹製の練り物などご紹介していますので、ぜひご自宅で作ってみてください!

美味しいおでんをつくるポイント

大寅 おでん 練り物

今回のレシピで使った練り物はこちら。

美味しいおでんを作るにあたって重要なのは、材料を選ぶこと。だしはもちろん、とくにおでんの練り物は、うま味を決める重要な具材ですので、上質なものを選びましょう。

大寅の練り物は「そのままでも食べられる美味しさ」はもちろん、上質のすり身と具材に味わいがあるため、さっと煮るだけでうま味たっぷりおでんができあがります。

社長こだわり練り物

中板(焼板かまぼこ)
大阪ならではの蒸した後に表面だけ焼いたかまぼこ。新鮮な鱧やシログチをふんだんに使用し、やわらかいソフトな食感と香ばしい風味が人気です。

社長ポイント

断面の白い部分と焼き色のコントラストが目にも美味しく、そのまま食べても美味しいですが炊くとぷりぷりとした食感と、おでんだしが染み込んだ温かい味わいがさらに楽しめる、食べ応えのある具材に仕上がります。

 

梅焼き
鱧(はも)、シログチなどのすり身に卵を混ぜ、職人の手作業によりひとつひとつ丁寧にじっくり焼き上げています。大寅のロゴマークの元になった、大寅の看板商品のひとつです。

社長ポイント
大阪ならではの具材として、焼き板かまぼこと梅焼きは必須。
梅焼は、たまごの甘みや風味が感じられる、ほっと一息つける箸休めのような上品な美味しさです。

 

はもちくわ(松ヶ枝)
鱧のすり身をふんだんに使用し、でんぷんを一切使用していないちくわです。
しなやかで、すべりの良い食感・歯触りがたまらない逸品。

社長ポイント

さっと炊いて、本来の素材の美味しさを楽しむため、あえて今回は無でんぷんのはもちくわを用意。ぷりぷりの食感と美味しさを味わえます。

 

【おでんに入れる練り天ぷら】
・上ごぼう天
・白上天
・平天
・上いか天
・小桜
・三色串天
・いか串天
・ほたて串天

練り物以外の定番具材

鶏手羽元

社長ポイント

特に骨付きの鶏肉のうまみとコクが、練り物の魚のうま味とだしの昆布の旨味にとても合います。

・大根
・たまご
・じゃがいも
・こんにゃく
・もち巾着

 

社長のおうちおでんレシピ

下ごしらえ

①昆布を1~1時間半ほど水に浸しておきます。

②大根、たまご(固ゆでにする)、こんにゃくは下ゆでをしておきます。

社長ポイント

大根は、皮の近くに栄養があるので面取りせず、表面を十字に切ってだしが染み込みやすいように処理して下ゆでします。できるだけ手間いらずでしっかりおいしく栄養をとりたいですね。

 

③練り物を切っておきます。

大寅 おでん 練り物

大寅 おでん 練り物

練り天ぷらは半分にカット、ちくわやごぼう天はななめ切りにします。
小桜、梅焼、串ものはそのまま入れます。

大寅 おでん 練り物

社長ポイント
中板は半分に切り、さらにそれをななめにカット。
三角形という形の面白さと、断面の白と表面のこんがりとした焼色のコントラストが美しいです。

 

 

①おでん出汁の作り方

 

大寅 おでん 練り物

下ごしらえ①を、中火にかけます。

大寅 おでん 練り物

大寅 おでん だし

沸騰直前で昆布を取り出し、大寅の濃縮だしつゆで味を整えます。
とても便利な大寅の濃縮だしつゆは、おでんからお吸い物まで幅広く使用可能で、おでんの場合、濃縮だしつゆ1:水または湯12~15で薄めて使います。
お好みでお醤油やみりんなどで味を整えてください。

②具材を煮るときのポイント

【具材を入れる順番】
・大根
・こんにゃく
・たまご
・鶏手羽元
・餅巾着
・じゃがいも
・練り物

大寅 おでん 練り物

大寅 おでん 練り物

下ごしらえした具材を煮えにくいもの・味のしみ込みにくいものから順番に入れて弱火で煮ていきます。
※今回ご紹介しているレシピは具材が多いのでお鍋がいっぱいになる場合は、炊き終わった具材は別の鍋に入れて、練り物を入れてください。

③練り物を入れるタイミング

大寅 おでん 練り物

社長ポイント

おでんが完成する7分~10分前に練り物を入れます。
あまり炊きすぎると練り物自体の食感が損なわれてしまい、またせっかくのうま味もだしにすべて出てしまいます。

 

だしに練り物のうま味が染みだして、素材にも味が残り、ぷりぷりとした食感が楽しめるベストなタイミングは完成の約10分前が鉄則です。
練り物を入れる順番としては、①中板 ②練り天ぷら ③ちくわ、そして最後梅焼の順に入れてください。

大寅 おでん 練り物

大寅 おでん 練り物

最後に練り物を入れて約10分ほど煮込めば、社長のおうちおでんの完成です。

やはり社長のおすすめポイントは、「焼板かまぼこ(中板)」と「梅焼」。
中板はぷりっぷりのかまぼこの食感と魚のおいしさがダイレクトに味わえます。
梅焼は、ふわふわ食感のなかに、旨みが凝縮されたダシが染み込みます。ほんのりとした
たまごの甘みがたまりません。

おでんによく合う!おすすめの薬味

大寅 おでん 練り物

そのままでももちろん美味しいですが、「ゆず七味」や「ゆずこしょう」ゆずの風味が練り物を相まって爽やかでより美味しくおでんが味わえます。
また、大根やこんにゃくにお味噌を乗せて田楽風にしても違った味わいが楽しめます。

おでん後におすすめのしめご飯

白いご飯におでんのだしを入れて、ゆずこしょうを少量のせて、だし茶漬けにしていただきます。練り物・野菜・鶏手羽元・だしの4つのうま味が溶けだしただしとご飯は相性抜群!サラサラと食べられます。

まとめ

おでんを美味しくつくるポイントを交えながら、社長のおうちおでんレシピをご紹介しました。

材料にこだわること、丁寧に下ごしらえすること、具材を入れるタイミング、煮込み過ぎないことを意識すると本当に美味しいおでんが楽しめます。

今回ご紹介した材料の練り物は大寅オンラインショップで購入することができます。また、おでんにおすすめの大寅謹製の練り物がセットになったおうちおでんセットも販売しています。秋冬のごちそうレシピとしてぜひご家庭で作ってみてください。

気軽に大寅おでんを楽しみたい方は大寅のおでんパックも好評販売中です。

ぜひ、おいしいおでんで身も心もぽかぽかに温まってください♪

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